横浜出港!DeNA新主将の牧秀悟内野手(25)が29日、三浦大輔監督(50)、東克樹投手(28)、山本祐大捕手(25)と「新ビジターユニホーム&2024年シーズンスローガン発表会」に出席した。

クルーズ船「マリーンルージュ」の船上で行われたド派手な演出の中、新スローガン「横浜進化」と、波形をイメージした新ビジターユニホームが発表された。牧は左胸に「C」マークがついたユニホーム姿もお披露目。3日後に迫るキャンプインへ、船出から波に乗る。

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“牧船長”が横浜の晴天の空を見上げた。「なかなかない機会。すごく気持ちのいい発表ができたかなと思います」。サザンオールスターズの楽曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」にも登場するクルーズ船「マリーンルージュ」で横浜港周辺を約1時間ゆったりと周遊。「(船酔いは)大丈夫でした」と揺れる船内にも動じず、快調な船出を楽しんだ。

船内で行われたド派手な発表会を盛り上げた。100人のファンを前に、4年ぶりに一新されたビジターユニホームを着用。横浜の海とファンの声援を「波」になぞらえたデザインに加え、左胸には新主将を表す「C」マークが輝いた。数種類の「C」の候補から「波」をイメージしたキャプテンマークを直感で選択。「強そうだなと。一目ぼれでした。キャンプ、シーズンと、この重みをすごく感じてくるんじゃないかと思います」と引き締めた。

チームの風向きを読みながら最適解を模索する。入団して3年。6位→2位→3位と頂には届かない。優勝するためには、締めるところは締める。「勝つために言うべきところは指摘したりとか。(前主将)佐野さんの上も下も話し合える良い関係、良いチーム作りを見てきた。キャプテンになったので言っていく立場かなと」と自覚を強めた。

新スローガンは「横浜進化」に決定した。牧も同様に、新たな役割で自らを進化させる。「成長、進化が止まったら、そこで選手生命も終わりだと思う。3年間悔しい思いをしたので、このままじゃダメだと思いますし、キャプテンになるということで、チーム自体も進化していければ」。優勝へ全速前進。“牧船長”が大海原を掌握する。【小早川宗一郎】

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