沖縄の寒さも首脳陣の熱視線もどこ吹く風だった。DeNA育成の庄司陽斗投手(23)が熱い闘志を懸命に抑え込んだ。宜野湾キャンプ第2クール2日目の7日、初実戦形式となるライブBPに登板。打者6人に安打性の打球を許さなかった。最速は140キロだったが、ホップ成分が多い直球で押し、ファウルでカウントを稼いだ。2年目左腕は「真っすぐの走りが良かったかなと。指にかかって、(捕手の松尾)汐恩からも、真っすぐが良くなってると言ってもらったので良かった」とうなずいた。
1軍キャンプの投手陣で唯一の育成選手。首脳陣へのアピールの大チャンスと高まる気持ちを冷静に静めた。自主トレで弟子入りしたカブス今永からは、スイッチの入りやすい性格から「張り切りすぎないように」と助言され、その言葉をスマホのメモに保存して毎日チェック。「冷静な自分と持ち味の気持ちを出していく熱い自分の2つをうまく扱いながら投げられたら」と地に足を着けた。
この日は今キャンプで最も低い気温13度。海からのひんやりした強風も吹き、選手たちもネックウオーマーを着用したりと寒さに震えながらの1日になったが、豪雪地帯の地元・青森の寒さに慣れた左腕には慣れたもの。「沖縄、こんなもんかと。今年は一番寒いとみんな言ってますけど、気候的にはまだまだ暖かい。アピールは勝手についてくるので、まずは自分の持ってるものを出していきたい」と気合十分。人生初沖縄で支配下昇格をたぐり寄せる。【小早川宗一郎】
▽DeNA三浦監督(庄司について)「真っすぐ良かったですね。実戦形式1発目で、しっかりコントロールできてたし、ボールの走りも良かった」



