ロッテ西野勇士投手(35)が8回0/3、5安打2失点(自責1)で今季初勝利を挙げた。白星を手にするのは、24年9月28日西武戦以来593日ぶり。

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ロッテ西野はある日の投球練習で「野球って難しいです」と、そんな言葉を口にした。「自分が若いとき、ベテランの選手はすごく簡単にやっているように見えた。でも今、自分がベテランの立場になって、野球がすごく難しく感じています」と語った。

前回6日オリックス戦では6回2失点と粘投も、打線の援護がなく勝ち星は付かなかった。「どうしたら勝てるかみたいなところはすごく考えてはいます」と打ち明けた。この日、実に593日ぶりの勝利。「久しぶりにこの感じを味わえたので、これを継続して行けたら」と前を向いた。

ロッテ歴代のエース、村田兆治氏や小野晋吾氏が背負ってきた背番号29を14年につけることに決まった。当時は「言われるがまま」という感覚だったが、「何年もやるうちに番号の重みを知っていった。村田兆治さんと会うこともあったし。重みは感じるようになったのかなと思います」と振り返る。今は、「自分の番号にしてやろうぐらいの気持ち」と強い思いをマウンドにぶつけている。

若い先発投手も増えている。「年齢的には35で、周りから見たらベテランだと思うんですけど、全然心は若いので。負けたくない気持ちもあるし、そのためには常に準備もしないといけない。トレーニングもしてパフォーマンスも維持しないといけない。誰にも負けないようにしたいなと常に思ってます」。日々もがき、進化し続ける西野だからこそ、手にした勝利だった。【星夏穂】

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