元小結高見盛の東関親方が夏場所3日目の12日、50歳の誕生日を迎えた。家族や友人から祝福の連絡は入ったが、大がかりな予定は特になし。「自分の誕生日を知っている人もあんまりいない。もう50歳なので、そういうので祝ってもらうタイプじゃない」と控えめに話した。

「角界のロボコップ」として土俵を沸かせてきたが、2013年初場所限りで引退し、13年以上がたった。「それこそめちゃくちゃな相撲を取っていたのに、今も生きている。一番一番、真剣に相撲を取って、この一番でどうなってもいいと思ってやってきました。たまにピリッと痛くなるところもあるけど、それほどやばいことはない」。全身を酷使してきたが、血圧がやや高い程度でほぼ健康体だという。

春場所後は、約8年間勤めた審判部を離れ、指導普及部・社会貢献部に配属された。「ちょっとホッとしています。土俵下で一番一番、神経を使いましたから」。プライベートでは、電車やバスを乗り継いで、テレビや本で見つけた店を訪れることが楽しみという。

色紙には、「心の相撲」と書いた。「できるだけ穏やかに生きたい。心技体と言いますが、自分にとっては『心』が大事だと思います。心があれば、どんなことがあっても生きていける」と話していた。【佐々木一郎】