俳優斎藤工(35)がハリウッド映画の声優に初挑戦した。映画「アサシン クリード」(ジャスティン・カーゼル監督、来年3月公開)で声を吹き替えたのは米映画サイトが発表した「世界で最も美しい顔100人」で1位となったドイツ出身の俳優マイケル・ファスベンダー(39)。映画は人気ゲームの実写化で現代とルネサンス期のスペインをタイムトリップしながら驚異的な身体能力を持つ男の活躍が描かれる。

 映画通としても知られる斎藤は「もともと声の仕事に興味があったんですけどファスベンダーの声はうれしかったですね。映像から皮膚レベルの動きを感じながら芝居を受け取り、反射する意識を持ちました」という。また「主人公のアサシン(暗殺団)は日本の忍者に近いものがあると思います。たまたま新しい出演作のために(劇中に登場する)テンプル騎士団のような髪形になってまして、作品に入っていきやすかった」と話す。

 ファスベンダーは斎藤の写真を見て「とてもハンサム。それにセクシーだ。僕と同じで声も低めというし素晴らしい」と喜んでいるという。米映画「スティーブ・ジョブズ」で今年のアカデミー主演男優賞にノミネートされたばかり。「アサシン クリード」は相手役もアカデミー賞女優のマリオン・コティヤール(41)と配役も実力派ぞろいの作品となっている。