女優石原さとみ(31)が1日、東京芸術劇場で、主演舞台「密やかな結晶」(2日から上演)の最終稽古を行った。

 石原は記憶が消えていく世界に生きる小説家役で、ドラマで見せる元気なイメージとは異なる落ち着いた大人の女性を演じる。13年に上演された「ピグマリオン」以来、4年ぶりの舞台出演に「本番に向けてのこの緊張や不安、浮足立つワクワクに懐かしさを感じます」と話した。

 原作は自ら舞台化を熱望した、思い入れの深い作品。石原は「スピーディーで心騒がしくて、温かくて切ない世界を楽しめたらと思います」と意気込んだ。

 共演は村上虹郎(20)鈴木浩介ら(43)。

 東京公演(2~25日)を皮切りに、富山(3月3、4日)、大阪(3月8~11日)、久留米(17、18日)でも上映される。