4月にNHKに入局するお笑い芸人たかまつなな(24)が、プロとしてのお笑い芸人を卒業したことを報告。4月以降はアマチュア芸人として、さらに自身が設立した会社の経営者という“3足のわらじ”を履いて活動を続ける決意をつづった。

 たかまつは12日、ブログを更新し、9日と10日に開催した単独ライブをもって「私はプロのお笑い芸人を卒業しました」と報告。NHK入局に向け、「4月以降は、アマチュア芸人として活動します。引き続き、大好きな舞台には立ち続けて、人に伝える技術を磨き続け、演者の気持ちがわかるテレビマンになりたいと思います。4月からは、お笑い、NHK、笑下村塾、3足のわらじを履きたいと思います」と意気込みをつづった。

 中学、高校の教員免許を持つたかまつは、お笑いを通じて社会問題を発信することを目的とした会社「笑下村塾」を設立し、出張授業を全国の学校で行っている。「教育現場でみたこと、生徒さんに伝えてきた自分、芸人として活動した自分だからこそできる 若者に政治を届ける番組を作ります。笑下村塾の出張授業でやっていることを番組化したいし 新しい社会を考え、変える番組を作りたいといくつか構想をもっています」とした。

 しかし迷いもあったという。「本当にこのままテレビマンになっていいのか。もっと芸人としてスキルアップして世の中を変えていくことはできないのか」と葛藤したが、「でも、多分、どっちにいっても足りないし、両方やるのが、貪欲に生きるのが自分なんだと思います」とたかまつ。ライブの観客に配布した手紙には、今年1月に国会内でお笑い芸人100人や学生を集めた「笑える政治教育ショー」を開催したことへの自信から「これから私がNHKに入局しても、笑下村塾は、先輩芸人さんの力を借りながら、お笑いの力で、政治を身近に伝えられる会社であり続けられると確信しました」とつづり、「芸人の発想力で、これからも斬新なアイデアで社会を変えていきます。これからはNHK芸人として、頑張ります。皆さま、たかまつなな、そして笑下村塾を応援下さい」と呼びかけた。