檀れい(46)主演の舞台「仮縫」が6日、東京・明治座で初日を迎えた。ファッションの世界で戦う女性を描いた有吉佐和子原作の小説を初めて舞台化した。

 有名デザイナーに見いだされる主人公・清家隆子を演じた檀は、洋裁師の地味な衣装、きらびやかなスーツ、カーテンコールのドレスまで11着を着こなす。 終演後、取材に応じた檀は「ずっとお針子のグレーの衣装なのかと思っていましたが、こんなに着させていただいてとてもうれしいです。このドレスが一番好きです」と、カーテンコールで着た白のドレスを指した。

 場面転換上、早着替えも必要になる。檀は「早替えは得意中の得意です、宝塚時代から」と、余裕の笑みを見せた。

 有名デザイナーを演じた高橋恵子(63)も9着の衣装を見せる。高橋は「一番短い時間は20秒(で着替えする)。あと4~5秒は余裕です」と、こちらも余裕だった。

 ほかに葛山信吾、山本陽子、古谷一行らが出演。28日まで。