元日本テレビキャスターでタレントの丸岡いずみ(46)が、重度のうつ病に苦しんだ当時を振り返った。

 丸岡は夫で映画コメンテーターの有村昆とともに11日放送のTBS系「爆報! THEフライデー」に出演。日本テレビ系「news every.」でキャスターを担当していた11年3月、東日本大震災を取材したことがきっかけで、“震災うつ”と呼ばれる「大惨事急性ストレス障害」に陥り、初期には頭皮に湿疹が出たり、真夏なのに体が震えるほど寒気を感じるなど体に異変が現れたが、「お仕事に疲れているのかなと思って、仕事に対してはむしろやる気は全然衰えなかったのでずっとやっていた。なんとなく私の中でも、うつ病はやる気とかそういうのがなくなって落ち込んだりするんじゃないかなとずっと思っていたので、まさか自分がうつ病とは思わず、疲れてるんだなと思っていた」という。

 医師からうつ病だと診断され、薬を処方されるも、「精神的な薬は人格を変えるんじゃないかっていう間違った考え方を勝手に持っていた」と、服用せずに捨てていたという。

 そのうちに内面にも症状が出はじめ、小鳥の鳴き声も気になってしまうほど神経が過敏になり、「一睡もできなかったのが2カ月は続いた」と丸岡。被害妄想や自殺願望に駆られるようになり、最後は精神科に救急搬送されたと振り返った。