14日放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)の平均視聴率が関東地区で10・2%だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高は、関東地区で2月4日放送の第5話で記録した15・5%。最低は10月7日に記録した9・9%。同作の放送開始後、初めての1桁台だった。最近は9月9日の第34話から23日の第36話まで3週連続で11%台と低迷していた。

14日の放送は、会津のほか東北各地の諸藩が新政府軍に対し、必死の抵抗を試みる中、それまで西郷家を守ってきた吉之助(鈴木亮平)の弟吉二郎(渡部豪太)が、向かった戦地で最期を遂げる内容だった。渡部は、放送前、「温かく無垢(むく)だった西郷家の兄弟たちに悲しい別れが訪れます。このことが兄吉之助にどう影響を与えていくのか。これからの展開から目が離せなくなってきます」とPRしていた。

また、鈴木はこれまで、渡部が示現流の稽古を誰よりも一生懸命にやっており、剣術の腕は出演者の中では一番だと思うと語っていた。残念ながら渡部の練習成果の見せ場はほとんどないまま戦死してしまった。