演歌歌手で和歌山県出身の小芝陽子が7日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、9月11日に発売した「夢白夜」をPRした。

新曲は不倫する女性の心情がテーマ。“熊野の歌”を中心に歌ってきた小芝は「これまでのイメージとまったく違い、正直最初は戸惑った」と告白。しかし、人に相談する中で「ふっきれた」。滑らかな曲調に、覚えやすい歌詞。「受け入れたら、すんなりと曲の世界観を表現できるようになった」と仕上がりには満足を見せる。

カップリング曲は「ねんねこ祭り」。地元に伝わる同名の祭りを描いた作品で「神話を題材に、優しい母の思いを味わってほしい」。

作品はレコード会社移籍第1弾となり、小芝は今年で歌手生活15年目を迎えた。「歌のメッセージを伝え、存在感のある歌手になりたい」と決意も新たにした。

関西を中心にした新曲キャンペーンは続く。今月27日午後1時からは、地元である和歌山県串本町の串本町立文化センターでコンサートを開き、特別ゲストとしてギタリストの斎藤功を招く。「新曲は売れ行きも好調で、手応えを感じている。最低1万枚を目標に歌を届けたい」と笑顔を見せた。