5人組ビジュアル系バンド、ジャックケイパーのベースのYG(やじ)が22日、新型コロナウイルスに感染していたことが判明した。

これでメンバー5人全員が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と診断された。同バンドの公式HPで発表された。

同バンドは今月8日と12日に都内でライブを行った。17日にボーカルの飛炉(ひろ)、19日にドラムの秀馬(しゅうま)、21日にギターのちょこ、李九(りく)が相次いでPCR検査で陽性と判定されていた。

YGはYouTubeチャンネル「ジャックケイパーちゃんねる」で「20日にPCR検査を受けましたが、体温が最高38・3度あり、のどの違和感、せきの頻度がひどいです」と話している。

同バンドは今年4月に渋谷でマスクを配るなど、コロナ対策の意識が高く、ライブでは全てのガイドラインを守っていた。ステージと客席間に透明シートを設置し検温や問診票、消毒、常時マスク着用と感染対策が行われていたことから、保健所は「来場したファンは濃厚接触者にはならない」と判断している。

感染経路について関係者は「メークや撮影時にマスクを外す時間帯があり、メーク道具の使い回しやメークスタッフとの接触等、さらにはライブ後のメンバー全員での食事等が考えられます」と感染した可能性を指摘している。

公式HPでは「このたびは、関係者各位、そしてジャックケイパーを応援していただいている方々には、大変なご心配及びご負担をおかけしており、心からおわびを申し上げます」と謝罪した。なお、濃厚接触者とされていたバンドのマネジメントスタッフはPCR検査の結果、陰性判定だったが、他のスタッフの検査結果はまだ出ていないという。