NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の25日に放送された第118回の平均視聴率が20・8%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、裕一(窪田正孝)は、東京オリンピックの開会式のオープニング曲を依頼されたが、なかなか曲を書こうとしない裕一に音(二階堂ふみ)は不安を募らせた。ある日、音から相談を受けた木枯(野田洋次郎)が古山家にやってきた。その場にいた鉄男(中村蒼)や後から駆けつけた久志(山崎育三郎)、藤丸(井上希美)も集まり、みんなで歌って騒ぎ盛り上がった。みんなが酔いつぶれ寝静まると、裕一は起きてきた音に「世界中の人々が心高鳴る音楽にしたかった」と言って、曲を書き始めた。そして東京オリンピックの開会式の日を迎えた。どうにか無事に裕一の曲「オリンピック・マーチ」が流れ、音は「最高でした」と喜んだ。その後、裕一は10年にわたり演出家の池田二郎(北村有起哉)とのコンビで舞台音楽の作曲を続けた。池田が亡くなり裕一も他の人と組んだが、情熱が戻らずに第一線から退いた。池田の死から5年が経ち、音は乳ガンを患い長い闘病生活を送っていた。そこに広松寛治という作曲家志望の青年が訪ねてきた。