女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」専属モデルで女優の大友花恋(21)が、8月1日発売の同誌9月号と、8月18日にオンラインで開催される恒例のイベント「Seventeen夏の学園祭2021」をもって同誌を卒業することが16日、分かった。

大友は、ミスセブンティーン2013でグランプリを受賞して以来、約8年間にわたって専属モデルを務めあげ、セブンティーンモデルとしては歴代最長記録を更新していた。「8年間私を育ててくださったSeventeenを卒業することになりました。今の私があるのはSeventeenのおかげです。大好きで心安らぐ場所から離れることへの寂しさはひとしおですが、Seventeenの名前に恥じないよう、勇気を持って一歩を踏み出します」とコメントした。

「セブンティーン」専属モデルとしての活動は、ドラマや映画のみならずバラエティー番組出演など、多方面での活躍につながってきた。16年に、若手女優の登竜門と言われる第95回全国高等学校サッカー選手権大会の第12代目応援マネジャーに就任した。

ドラマでは、同年のTBS系「チア☆ダン」、19年に日本テレビ系「あなたの番です」、20年には同局系「35歳の少女」、今年もHuluで配信の「マイルノビッチ」と人気ドラマに次々と出演。19年のテレビ東京系「米姉妹のふたりごはん」では山田杏奈とダブル主演、20年のAmazonプライムビデオ「妖怪人間ベラ~Episode0~」では主演を務めるなど、着実にキャリアを重ねている。映画も17年「君の膵臓をたべたい」に加え、12月10日公開の「あなたの番です 劇場版」と話題作に出演している。

また、9月にはMBSなどで放送の「ドラマ特区」の恋愛オムニバスドラマ「初情事まであと1時間」第8話「鍋の中」でヒロインでの出演が控えている。

「セブンティーン」では卒業モデルの永野芽郁、横田真悠と「かれまゆめい」の愛称で親しまれ、3人の再会を熱望する声が今も根強い。連載では、持ち前の表現力を生かした短編小説を約2年半にわたり執筆し、多くの反響を呼んだ。大友は「STモ(セブンティーンモデル)の私を見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございました! 9月号や『Seventeen夏の学園祭2021』などのSTモとしての最後の時間。今までSeventeenに教えていただいたことを存分に発揮できるよう、かみしめながら楽しみます!」とファンに呼びかけた。

「Seventeen夏の学園祭」は2年ぶりで初のオンライン開催となる。これまで栄倉奈々・桐谷美玲・武井咲・広瀬すずなどがこのイベントで専属モデル卒業を発表しており、今もなお、第一線で活躍し続ける女優たちの花道と言える一大イベントだ。