一般社団法人日本動画協会は25日、日本のアニメ作品総合データベース「アニメ大全」を一般公開すると発表した。7月末現在、登録アニメ作品(タイトル)約1万5000件の基本情報を網羅する、日本のアニメに関する世界最大規模のデータベースとなるという。同日午後1時に公開を予定している。

アニメ大全は、作品名検索に加え、年代検索、五十音(あいうえお)検索、キーワード検索など、多様なニーズと幅広い世代に対応した検索機能を装備。研究はもとより、ビジネス活用、クリエーティブ、ファン、さらに未来を担う子どもたちの創造力を育むきっかけとなるよう、アニメ大全の情報を共有することから生まれる可能性を、日本のアニメのチカラの1つと位置付けるものだという。

日本動画協会は、2015年(平27)から、未来に向けて日本のアニメーションの“真”の魅力を世界中のすべての人達に向けて発信する。ことを目指して『アニメNEXT_100』プロジェクトを推進してきた。その中で、アニメ大全を日本のアニメ100周年記念企画の成果と位置付けている。

今回の一般公開に先立ち、21年10月22日の「アニメの日」に、関係者などへの試験的公開を行っていた。そこから、日本動画協会会員社となるアニメ制作関連各社、著作権者、有識者の皆様の協力を受け、機能、動作確認や改修、更新を経て一般公開の運びとなった。

アニメ業界関係者の協力を得て、日本動画協会はさまざまな詳細情報の調査と構築を継続してきた。その調査の結果、現在まで判明しているエピソード数(各話数)は約18万で、現在も調査は継続中だという。