NHKは20日、同局のドラマ公式ツイッターで、吉高由里子主演の24年大河ドラマ「光る君へ」の第3次出演者発表を行い、藤原斉信(ふじわらのただのぶ)をお笑いコンビ、はんにゃの金田哲(37)が演じると発表した。大河初出演となる。

道長、公任とともに青春時代を過ごす。道長の長兄、道隆のもとに仕えるも、道長が出世しはじめると、変わり身の早さを見せ、腹心として地位を築いていく。

大の大河ファンで、主人公ゆかりの地や全国の大河ドラマ館を訪れていたという金田は「前にそのツアーで立ち寄った神社の絵馬に自分もいつか大河ドラマに出演しますと書いたことが現実になりました。初大河ドラマ、皆さんに喜んでいただけるように励みたいと思います」と意気込む。

一条天皇の時代に活躍したエリートの役柄については「震えております。身が引き締まる思いであります。しかし気負わず自分の中にある気品、華、インテリジェンスを総動員して約1000年前の京都に行って参りたいと思います」と力を込めた。

「光る君へ」は63作目の大河ドラマで、脚本を大石静氏が手がける。女性に学問は不要とされていた平安時代、才能と努力で世界最古の女性文学といわれる恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部/まひろ(吉高)の物語。柄本佑演じる藤原道長との愛憎も重要な要素として描かれる。