太川陽介(67)が4日、都内の国土交通省で、第67回交通文化賞を受賞した。受賞理由は「路線バスでの旅番組出演を通じ公共交通の魅力や地域交通が抱える課題を広く社会に発信し公共交通への理解促進に寄与した」で、2007年(平19)10月から17年1月までテレビ東京系で放送された「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で、漫画家の蛭子能収(78)と、国内の路線バスを乗り継ぎ3泊4日で目的地への到達を目指すガチンコ旅を展開したことが評価された。

この日、番組のファンだという水嶋智事務次官から「路線バスを乗り継いでこられた。そこまで徹底して」と明かされ、大臣応接室は沸いた。太川は「調布から3時間半で来ました。楽しいもんですよ。仕事じゃないから多少、ミスしてもいいですから」と笑顔で明かした。

受賞の感想を聞かれ「何でだろう? と思った。症状を見て、そういう風に思っていただけていたのかとうれしくて、ものすごく幸せ。蛭子さんとやった『バス旅』が、こんなふうになるとは夢に思わなかった」と語った。認知症の蛭子とは2年近く、会っていないと言うが、蛭子に伝えたいことは? と聞かれると「あなたのおかげじゃないよ、そのひと言ですかね。でも、あのキャラクターがあったから、あの番組は続いた」と感謝。「仕事として来てないし、ワガママ放題。番組が始まって、しばらく、嫌いと思ったけれど、良さが分かった。面白いなと…貴重な人です」と感謝した。そして「人生って、面白いな。こういう展開があるんだと。ものすごい幸運」と満面の笑みを浮かべた。