ここがスタートラインだ。明日3月1日、東西で7人の新人騎手がデビューする。中山では、JRA現役6人目の女性ジョッキー・谷原柚希騎手(18=伊藤圭)がデビューを迎える。

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谷原柚希騎手は小学校3年生の冬、藤田菜七子さんがデビューした姿を見て女性騎手の存在を知り「男性社会の中で頑張る姿がかっこいい」とその道を志した。「それ以外の道は考えなかったです」。横浜に住む家族と離れ、千葉県にある母の実家である乗馬クラブに移り、本格的に乗馬を始めた。断固たる決意が、夢の実現につながった。

女性騎手ならではの強みを生かす。競馬学校時代に「男性より優しいタッチで乗れる。イライラしがちな牝馬は得意」と見いだした。この先は筋トレを積み重ね、力強さも手に入れる。

師匠の伊藤圭師からは「乗り方より人との関わり方を学んでいます」という。人を惹きつける明るい笑顔とハキハキとした受け答えが印象的だ。デビュー週は4鞍に騎乗予定。「目標は新人賞。そしてダービーを勝ちたい」と希望を胸に、騎手人生がスタートする。【深田雄智】