一言にすべての思いがこもっていた。
4月3日に急性骨髄性白血病を公表した西山茂行オーナー(67)は愛馬ニシノティアモ(牝5、上原佑)をヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル、17日=東京)に送り出す。
最終追い切りを行った14日、鞍上の津村明秀騎手(40)が西山オーナーとのやりとりを明かした。
「先週、手塚(久)厩舎のニシノヒノトリで勝たせてもらって、それで連絡をさせてもらいました。その中で『来週も頑張ります』と伝えたところ『頼んだ』という返事をいただいたので、何とかね、パワーを届けたいと思います」
津村騎手は昨年6月にニシノティアモと初コンビ。そこから4連勝で福島記念制覇まで駆け上がった。前走中山牝馬Sは5着にとどまったが、道悪が主な敗因。2年前に自身のG1初制覇を果たした一戦で「何よりオーナーに勝利をプレゼントしたいです」と力が入る。【桑原幹久】

