東京2020パラリンピックの第2次抽選申し込み受付が、29日午前11時59分に締め切られる。東京オリンピック(五輪)・パラリンピック競技大会組織委員会によると、初日15日からの申し込み枚数は100万枚を突破。担当者が「大変順調」と話す活況の中、新たに「夜のセッション」「9月以降のセッション」に比較的、余裕があることが27日に公表された。

パラリンピック開催は8月25日から9月6日まで。開閉会式や各競技・種目の決勝が人気の模様だが「夜」と「9月」を狙えば当選確率が高まりそうだ。結果は2月18日に発表。五輪と合わせ、最後のインターネット抽選販売となる。

先日、券面デザインが発表された“特別感のある”観戦チケットの購入機会も最後となる。大会のイメージカラーと競技の「ピクトグラム」を組み合わせたものでパラは25種類を作成。国立競技場は「紅」など会場ごとに色も分けられている。「スーベニアチケット」とも呼ばれている、高級感ある作りだ。

それが、今回の機会を逃すと、もう入手できなくなる。次は今春予定の先着順販売(窓口とインターネット予定)と公式リセール。そこではデザインが一律になり、競技や会場ごとに分かれたデザインではなくなる。購入時に競技や会場、席種を印字して発行するシステムに変わるためだ。そのため「特別版」の紙チケット購入は今回が最後のチャンス。締め切りまで残り2日を切り、担当者は最後の申し込みを呼びかけた。

なお、パラの第1次抽選は申し込み枚数が約359万枚。受付期間は8月22日~9月9日の19日間で今回より4日間多かった。終了後に分析された「第1次抽選販売の申込傾向<競技別の傾向>」によると、アーチェリー、陸上(トラック&フィールド)、カヌー、自転車(ロード)、パワーリフティング、ボート、テコンドーのメダルセッションが「第1次抽選で比較的申込が集中せず、第2次抽選で比較的販売されるチケットが多くある競技」と「狙い目」になっている。