日本車いすラグビー連盟が5月27日からメンタルヘルスケアのサポート事業をスタートさせた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で不安やストレスを抱えるすべての連盟登録選手、スタッフに対してカウンセリング費用を補助するもので、病院や専門施設へ相談した場合、1人当たり1回まで1万円を上限に支給する。

車いすラグビーでは重度の障がいによって呼吸機能が弱く、ウイルスに感染すれば重症化も懸念される選手もプレーする。緊急事態宣言が全面解除されたものの感染の収束は見通せず、東京パラリンピックで金メダル獲得を目指す日本代表も活動休止中。公共体育館などの閉鎖や外出自粛などで満足な練習ができない選手のストレス、医療従事者も多いスタッフの心身両面の疲労などを考慮し、安心した生活を送ることで競技に集中し、楽しむ環境を整えることを目的にしている。

期間は7月31日までで、状況によっては延長も検討するという。