日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は19日までに、女子日本代表のチーム部長に2月1日付で安達亮氏に代わり、阿部達也氏(55)が就任したと発表した。阿部氏はプロバスケットボールB1リーグ大阪エヴェッサのGMで、16年からJBFAの外部アドバイザーを務めていた。

“ブラサカ界の澤穂希”と称される世界的ストライカー、菊島宙(そら、18=埼玉T.Wings)を擁する女子日本代表は、昨年11月にナイジェリアで開催予定だった世界選手権へ向けて強化を進めていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で同選手権が中止(今年11月に開催予定)となり、活動を一時中断。その間、JBFAは女子カテゴリーの発展を念頭に代表の長期的な強化体制を再構築するため、豊富なマネジメント経験を持ち、ブラインドサッカーへの理解も深い阿部氏を部長に選任した。

阿部氏は大阪府茨木市出身。学生時代はバスケットボール選手として活躍後、リクルート(現リクルートホールディングス)入社。日本におけるバスケットプロ化の先駆者となり、卓球Tリーグの設立にも携わった。大阪エヴェッサのGMとは兼務となる。

阿部達也氏の話 これまで培った、プロバスケットのトップレベルのチームでの選手、スタッフと運営サイドとの調整や、チームの環境整備を通じて、最大限のパフォーマンスを発揮させる経験を生かし、競技面では経験豊富な村上監督をサポートして一緒に世界一を目指していきたいと思います。