ワールドカップ(W杯)イヤーとなる2022年のJリーグは18日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。

アビスパ福岡が昨季のJ2得点王を加え、さらなる高みを目指す。磐田から今季加入したFWルキアン(30)は、昨季J2で41試合に出場し、22得点7アシスト。前線からの守備も献身的にこなし、磐田のJ2優勝の原動力となった。

その優良ブラジル人FWが今季から福岡に移籍。J2リーグ戦がホームアンドアウェー各1試合制となった2010年以降、J2で20ゴール以上を挙げた翌年にJ1所属となった選手は過去10人いるが、チームを変えた選手も含め計8人が2桁得点を達成。J2で20得点以上を挙げるような決定力の高いFWはJ1の舞台でも結果を残すケースが多い。

レベルの違いと総試合数の減少もあってか、J2→J1で2年連続20ゴール以上は柏でプレーしたケニア代表FWの「怪物」オルンガだけだが、過去の例を見る限りでは今季のルキアンも10ゴール以上を期待していいかもしれない。

5シーズンぶりにJ1に昇格した昨季の福岡は、過去最高の8位と健闘したが、2桁得点者は1人もおらず、3人が記録した5ゴールが最多だった。就任3年目の長谷部茂利監督は「目標をリーグ戦8位以上、カップ戦ベスト4以上と共有した。勝ち点では50を目指す」と言った。課題の得点力不足解消へ、新加入のブラジル人ストライカーに懸かる期待は大きい。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)


〈J2で年間20得点以上の選手が翌年J1に所属〉

▼ハーフナー・マイク

10年甲府20点→11年甲府17点

▼豊田陽平

11年鳥栖23点→12年鳥栖19点

▼ダヴィ

12年甲府32点→13年鹿島10点

▼ジェイ

15年磐田20点→16年磐田14点

▼鄭大世

16年清水26点→17年清水10点

▼渡大生

17年徳島23点→18年広島1点

▼オナイウ阿道

18年山口22点→19年大分10点

▼レオナルド

19年新潟28点→20年浦和11点

▼オルンガ

19年柏27点→20年柏28点

▼呉屋大翔

19年長崎22点→20年柏4点