約9年半ぶりの大学生A代表が誕生する。南米選手権ブラジル大会(6月14日開幕)に臨む日本代表に、法大3年のFW上田綺世(あやせ=20)の選出が内定していることが17日、分かった。

U-22日本代表のトゥーロン国際(6月1日開幕)遠征メンバーが同日発表され、ここが主戦場だった上田が不選出。関係者によると既にA代表初招集の下交渉がまとまり、大学の出席日数にも配慮してトゥーロン行きが免除された。

異例となる2年後の鹿島入りが決まっている東京五輪世代のエース候補。今月24日の南米メンバー発表で正式に名が挙がれば、10年1月のアジア杯予選イエメン戦でFW永井謙佑(福岡大)とMF山村和也(流通経大)が選ばれて以来の学生代表となる。当時は初招集13人と若手主体で、2人は20年ぶりの大学生Aマッチ出場を記録。今回の南米選手権も22歳以下が大半を占める編成で、ヤング森保ジャパン常連の上田にもチャンスが与えられそうだ。

森保監督は「キリンチャレンジ杯やコパ・アメリカ(南米選手権)に向けたメンバー発表(23、24日)を控えていますので…」と笑顔で不選出組に関する質問をかわしたが、日本協会はU-20W杯ポーランド大会を回避した東京久保、鹿島安部、広島大迫に加え、上田からも南米派遣の内諾を得ることに成功。さらに前線では松本の快足FW前田らにも打診しており、選手選考の結論が注目される。

◆上田綺世(うえだ・あやせ)1998年(平10)8月28日、茨城県水戸市生まれ。吉田小1年の時に吉田が丘SSSでサッカーを始め、同5年からmalva水戸。鹿島ノルテジュニアユース、鹿島学園高から法大。1年時に35年ぶり総理大臣杯V、2年時に42年ぶりインカレ制覇。東京五輪世代の森保ジャパンには17年の初陣タイ遠征から18年アジア大会、今春のU-23アジア選手権予選まで常時選出。家族は両親と姉。利き足は右。180センチ、72キロ。