日本サッカー協会(JFA)は15日、都内でW杯北中米大会に臨む日本代表メンバー26人を発表した。チームを率いる森保一監督(57)は、直前で負傷したMF三笘薫(28=ブライトン)ら複数の常連組を外さざるを得ない中、「凡事徹底」で世界一に挑む。
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“エース”不在のW杯だ。左足を負傷した三笘が無念の選外。森保監督が年齢順でメンバーを読み上げ、29歳鎌田の次は、28歳の小川。「三笘」は、最後まで呼ばれることはなかった。
メンバー発表6日前の激震だった。9日のウルバーハンプトン戦で左もも裏付近を痛めて途中交代。負傷状況を聞いた指揮官は軽傷でないことを示唆していたが、苦渋の決断に至った。
2度目の大舞台は主軸として挑むはずだった。22年カタール大会は、後半途中から投入される“ジョーカー”。スペイン戦では「三笘の1ミリ」でアシストを記録した。クロアチアとの決勝トーナメント1回戦で、PK戦のキッカーを務めた。しかし2番手で相手GKに阻まれて敗戦。「チームを勝たせる存在になりたい。W杯で活躍できる選手がいい選手。4年後にもう一回頑張る」と悔し涙を流したが、その道は断たれた。
左サイドの1番手を失い、森保監督は「誰よりも痛く、つらい思いをしているのは本人」と思いを明かした。「チームの大きな存在だった」と認めた一方で「誰が出ても勝つ。チームの総合力で戦っていく」と宣言した。前回は三笘がブレークしてベスト16。目標を超えるには、別の“エース”が必要だ。【飯岡大暉】

