J2東京ヴェルディは10日、J3ザスパクサツ群馬から1月に完全移籍したFW高井和馬(23)が、わずか半年で同じJ2のレノファ山口FCに完全移籍したと発表した。

 高井は東京Vを通じ「レノファ山口FCに移籍することになりました。サッカー選手として、まだまだ上に行く、もっと上手くなりたい、という思いが強く決断しました。短い間でしたが、ありがとうございました」、また山口を通じ「感謝の気持ちを持って、チームの目標に向かって精一杯プレーします。よろしくお願いします」(原文のまま)とコメントした。

 高井は日体大時代の16年に関東大学1部リーグ14得点を挙げ、大学ナンバーワンFWとして複数クラブが獲得を目指す争奪戦の中、群馬に加入。ルーキーイヤーの17年は、3月4日の2節・湘南ベルマーレ戦でJ初ゴールを決めるなど、チーム最多タイの10ゴールと、いきなり2ケタ得点を記録。群馬はJ3に降格したが、高井には複数クラブが獲得に乗り出し、東京Vが今季の補強の目玉として獲得した。

 ただ、東京Vでは出場機会に恵まれず、リーグ戦の出場は4月7日のFC岐阜戦、同28日の大宮アルディージャ戦、5月3日のFC町田ゼルビア戦の3試合全て途中出場で、出場時間は54分にとどまった。