ベガルタ仙台のGKシュミット・ダニエル(26)が明日25日のアウェー川崎フロンターレ戦でJ1初アシストを狙う。

23日、東京都内で調整したシュミットはシュート練習を中心に、約2時間軽めのメニューをこなした。相手の川崎Fは高い位置からプレスを仕掛け、敵陣のハーフコートでプレーするハイラインを敷く。ぽっかりと空く最終ラインの背後にロングフィードを供給し、決定機を演出する構えだ。

シュミット コンディションはいいので自信を持って臨みたい。相手は前から取りに来るので最終ラインの裏へのロングボールは狙っていきたい。アシストできればベストなので意識して臨みたい。

守備だけでなく攻撃の起点としての役割を求められている。15年には、当時所属していたJ2熊本で1アシストをマークした。渡辺晋監督(44)は「相手がどこであれ前線のレーンに走った選手にボールを落とすのは約束事のひとつ。彼が見えているのであれば、そこに落とすのもありだと思う」と期待を寄せた。

中大時代に特別指定選手として3年間プレーした懐かしの等々力陸上競技場で初スタメンとなる。「いつかは立ちたかった場所。お世話になった場所なので楽しみです」と気持ちを高ぶらせていた。