19年ぶりの8連勝を狙った名古屋グランパスが下位のV・ファーレン長崎に敗れた。

破竹の連勝とエースのジョーのゴール目当ての名古屋サポーターが多く、チケットは完売し満員だった。

先制は長崎。前半8分にFW鈴木が右から折り返しを泥臭くねじ込んだ。追う名古屋はMF前田がドリブルから左足で技ありの同点弾。

このまま1-1で折り返した。

後半3分にジョーが縦パス1本で相手に競り勝って、右足でズドン。名古屋が2-1とした。

しかし、守備が安定しない名古屋のスキを、快足FW鈴木が突く。同8分に頭で、3分後に左足で連続得点。ハットトリックを達成し逆転に成功した。

これで気落ちしたのか、名古屋は同24分にDF中谷が相手を倒しPKを献上。長崎はこれを中村慶が決め、リードを広げた。

名古屋はジョーが終了間際にこぼれ球をねじ込み1点差まで迫るが、長崎は6分と長いロスタイムを何とか逃げ切り、アウェーで名古屋の連勝を止め、貴重な勝ち点3を得た。