J1ジュビロ磐田に新加入したルクセンブルク代表FWロドリゲス(23)が16日、チームに合流した。午前中にクラブから完全移籍での加入が正式発表されると、午後の練習から参加。初日は別メニュー調整となったが、ドレッドヘアをなびかせながら、ランニング中心の練習を軽快にこなした。

練習後には、サックスブルーのユニホーム姿も披露した。「小さい頃から付けている」と「11」に決まった背番号も気に入った様子で「仲間たちが笑顔で迎えてくれた。非常に気分が良い」と、笑顔を見せた。

ポルトガル生まれのロドリゲスは、10歳でルクセンブルクへ移住。13年のプロ入りから同国、オランダ、モルドバでプレーしてきた。自身初のアジア挑戦で、ルクセンブルク国籍の選手がJリーグでプレーするのも初。「(日本の)タイトルを国に持ち帰りたい」と、決意を口にした。

14日の来日から3日、既に箸を使って食事をするなど、日本文化に興味を示す新助っ人。服部年宏強化本部長(45)も「スピード、高さがある。得点に絡むプレーをしてほしい」と期待する。昨季リーグワースト2位の35得点だった得点力不足解消へ、頼もしい戦力が加わった。【前田和哉】