ヴィッセル神戸は21日、神戸市いぶきの森球技場でセレッソ大阪との開幕戦(22日、ヤンマー)に向けた最終調整を非公開で行った。スペイン人のフアンマヌエル・リージョ監督(53)は「攻撃面と守備面でセットプレーをやった。相手を考慮した上で自分たちの優位性を確認した」と説明した。

「バルセロナ化」を推し進めるチームの方針で、昨季途中に就任。リージョ監督のカラーを落とし込んできた。「プレシーズンからいい雰囲気できている。ゼロからのスタートではなく土台はある。(新戦力との連係も)今はいい状態。時間が経過すれば、より融合していくと思う」とチーム状態に自信を見せた。

相手のC大阪では、セビリア時代にともに戦ったMF清武弘嗣(29)を警戒。「(清武は)高いレベルで、チームの中で違いを見せているように感じる。再会できるのが楽しみだ」。Jリーグで迎える初の開幕戦へ、指揮官が自信と期待をみなぎらせていた。