ヴァンラーレ八戸が、雪のホーム開幕戦でYSCC横浜に3-4で敗れた。気温0度。風速10メートル以上の強風が吹き荒れ体感温度は氷点下の中、文字通り「お寒い」前半となった。マークが中途半端になったところをつかれ23分までに2失点。ハーフタイムで大石篤人監督(42)は「何もチャレンジしていない。来ているサポーターをこのまま帰すんですか」とゲキを飛ばした。

意気込みとは裏腹に、後半開始早々に3失点目。15分にFW谷尾昂也(26)のゴールで1点を返すも、わずか1分後に再び失点。心が折れる展開だったが、ここから盛り返す。24分にMF小牧成亘(26)が、38分にはMF三田尚希(26)が決めサポーターを熱くさせたが、4失点は厳しかった。

J3に昇格し、1勝1分け勝ち点4の5位で迎えたホーム開幕戦で初黒星。大石監督は「崩されたのではなく、自分たちがやるべきことをやっていないだけなので改善は可能」と切り替えた。3点目の三田は「サポーターにもう来たくないと思われないサッカーをしていきたい」と巻き返しを誓った。【野上伸悟】