J1清水エスパルスは23日、7~8月に行われるホーム4試合で、清水港開港120周年記念ユニホームを着用する。

対象試合は、7月20日FC東京戦、8月10日松本山雅FC戦、同17日北海道コンサドーレ札幌戦、同31日鹿島アントラーズ戦(9月1日に変更の可能性あり)。オレンジと青のストライプに、今季のユニホームには採用されなかった、伝統の地球儀柄を両面に配置したユニホームを着る。レプリカユニホームは、限定2000枚販売され、今月31日からクラブ公式オンラインショップ限定で予約を受け付ける。

この企画は、今年4月1日から来年3月31日まで行われる清水港開港120周年記念事業の一環として実現。今月25日のベガルタ仙台戦から「清水港開港120周年記念シリーズ」と題してプロモーションを行うほか、7月14~15日の開港祭でブースの出店も実施する。

清水港は、サッカーボール(空気注入式)の輸入全国1位ということもあり、会見に出席した左伴繁雄・エスパルス社長(63)は、「清水港がなければ、サッカーが長く愛され続け、日ごろの生活にとけ込むことはなかった。清水港から受けた恩恵を恩返ししたい」と、意気込みを話した。

チームは22日のルヴァン杯磐田戦で、篠田善之監督(47)就任後の公式戦初勝利を挙げた。リーグ戦最下位からの挽回を目指すチームは、厳しい夏の連戦を記念ユニホームで戦う。左伴社長は「観客が、負けていても席を立てないような試合をしてほしい」と希望。熱き新指揮官の下で、厳しい状況でも応援してくれるサポーターへの「恩返し」も目指す。