ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が、新たな“相棒”をお披露目した。15日、都内で契約するアシックスと共同開発した新スパイクの発表イベントに出席した。

新スパイク「ULTREZZA AI(ウルトレッツァ エーアイ)」は、「究極」と「技巧」を意味するスペイン語を組み合わせた「ULTREZZA」に、イニエスタのイニシャル「AI」を組み合わせて命名された。

アシックスと何度も話し合いを重ね、「フィット感」を重視した理想のスパイク完成にたどりついた。イベントで履き心地を聞かれると「履いた時に体の一部になるような履き心地と、プレー以外何も考えなくていいシューズをお願いした。キャリアの中でたくさんのシューズを履いてきたが、素晴らしいシューズは初めて履いた時の感覚が違う。足に一体になる感じがある。これを履いてそれを感じた。完成度の高いシューズ。シューズのことを考えなくていいほどフィットしている。ステップも踏みやく、軽やかにターンできる。蹴りやすいし、シューズを履いてサッカーを楽しめる」と絶賛した。

神戸は現在J1で15位。イニエスタは次節の横浜F・マリノス戦(20日、ノエスタ)戦で新シューズをデビューさせる予定で「チームとして少し難しい状況にあるが、改善できると信じて前向きに臨んでいくしかない。最高のプレーをして、このシューズのデビューにふさわしい試合になれば」と、新相棒とともに逆襲を誓った。

新スパイクは28日から発売される予定で、メーカー希望小売価格は2万円(税抜き)。