ヴィッセル神戸のFWルーカス・ポドルスキ(34)は19日の東京戦で、約5カ月ぶりにリーグ戦へ出場し、来季以降の契約が白紙であることを口にした。

13日付のドイツ紙で「来期の契約に関する話がない」とし退団を示唆して以後、報道陣の前で契約問題に初言及した。

契約について「残念ながらクラブとの話し合いをしていないのは事実。契約が今年で終わるのは承知のこと。話が早い段階でできていないのは残念だが、何が起きるかわからない。日本に残るかもしれないし、常に扉を開いている」と言い及んだ。この日は、5月26日湘南戦以来のリーグ戦出場。3点を追う後半15分から場すると、同34分、ドリブルからペナルティーエリア手前で左足を振り切った。GKに弾かれたものの、相手ゴールを脅かした。

状態には「コンディションは良くなっている。今日見たとおり、高いレベルであと2、3年はできると思う」と言い、次戦の天皇杯・準々決勝の大分戦(23日、ノエスタ)へも意欲をみせた。【南谷竜則】