コロナ禍でユニホームが売れない-。そんな状況を打開すべく、鹿島アントラーズは30日、「アニバーサリー加工ユニホーム」の販売を開始すると発表した。レプリカユニホームの背番号部分に記念日を入れられるもので、ネーム部分には最大でアルファベット15文字分の名前を入れることができる。

コロナ禍で入場制限付きの試合が続き、グッズ売店を訪れる観客が減ったことで、今季はユニホームの売れ行きが伸び悩んでいるという。昨年比+約2000枚となる2万8000枚のユニホームを仕入れたものの、10月下旬時点でのユニホーム在庫数は約6400枚で、仕入れ比の残数は約25%。昨年同時期の在庫数は約1300枚だったといい、6400枚というユニホーム残数は「過去最悪の数字」だ。

シーズン途中に打ち出した異例の“打開策”だが、クラブ初の取り組みで、ファンにとってはまたとない機会。担当者は「このような状況だからこそ、クラブとして初めて実施できた企画ユニホームなので、思い出に残る記念品として是非使ってほしい」とコメントした。

加工は<1>ウエディング、<2>バースデー、<3>アニバーサリーの3種類。価格は税込み1万780円~1万3860円(サイズにより異なる)と、通常のレプリカユニホーム同様セール価格となっている。クラブハウスのオフィシャルショップでは10月31日から、オンラインストアでは11月上旬から受け付け開始となる。