町田ゼルビアが今季ヴァンフォーレ甲府から加入したMF太田修介(25)の移籍後初ゴールなどで、首位新潟に2-1と勝利し、初黒星をつけた。この日から5000席が増設された新バックスタンド「シン・ノヅタ」がオープンし、本拠地・町田GIONスタジアムがJ1基準の1万5000人収容をクリア。記念の1日を祝う快勝だった。

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町田は開始1分、MF吉尾のマイナスの右クロスに走り込んだDF三鬼が左足を振り抜いて先制。前半11分にも吉尾の右クロスに太田が右足を合わせて2点目を奪った。後半は攻め込まれる場面も多かったが、1点差でしのぎきった。町田は18年にJ1参入プレーオフ(PO)出場圏内の4位に入りながら、スタジアムが基準を満たせず、PO不参加の悔しさも味わった。殊勲の太田は「(新スタンドオープンの)大きな1歩を勝ちで祝えた。今までゼルビアに関わった方々が努力してきた結果が形になっている。僕たちも結果で応えていきたい」とJ1昇格への意気込みを示した。