セレッソ大阪が1月から復帰要請していた中国1部上海申花のクロアチア人DFマテイヨニッチ(31)の移籍が、来週中にも成立することが11日、分かった。C大阪には20年まで4年間在籍した187センチの大型センターバックで、2年ぶりの復帰になる。

C大阪では東京オリンピック(五輪)代表DF瀬古歩夢(21)が今冬、スイス1部グラスホッパーへ移籍したため急きょ、マテイヨニッチ及び上海申花などと交渉を開始。関係者によると、多方面との交渉によって、同選手の保有権を持つ上海申花への移籍金は大幅に抑えられたとみられ、C大阪にとっては最高の補強になるという。

マテイヨニッチは高さ、強さ、体力、技術を兼ね備えており、17年度のルヴァン杯と天皇杯の2冠獲得に貢献するなど、4年間で欠場は1試合のみで、J1通算135試合11得点。3度もJリーグ優秀選手賞に選出された。背番号はかつての「22」が確実で、タイトル獲得を狙うC大阪には救世主となりそうだ。