日本フットボールリーグ(JFL)、クリアソン新宿の新体制発表会が22日、東京・新宿の東京モード学園で行われた。

柏レイソルなどで活躍し、今シーズンからヘッドコーチに就任した元日本代表FW北嶋秀朗氏(44)が思いを語った。

13年に現役引退。その後はロアッソ熊本、アルビレックス新潟、大宮アルディージャなどでコーチを歴任。初めてJFL所属のチームに携わることになった。

発表会後に取材に応じた北嶋ヘッドは、「丸山(和大)代表とか、成山(一郎)監督と、2年くらい前に話をする機会があって、そのときにクリアソン新宿の活動とか理念とかいろんな話を聞いて、何か面白いチームだなっていうのが最初の接点であって、そこから友人関係みたいな感じで、いろんな情報交換する中で、目標達成していこうという熱さというか、理念が大きい分、いろんな反対とか『無理だろう』みたいな声が多い中でも着実に上がっているのを見てて、そういう中に自分が入って、自分も熱くいたいというか、熱く燃えてるような状態で仕事がしたいなって思って、それができるんじゃないかなって思ったのが一番大きな決め手ですね」とチーム加入の経緯を説明した。

Jクラブからのオファーもある中でJFLのチームを選んだ。周囲からは「なんで?」と言われることもあったというが「自分でモチベートしなくても、勝手にモチベーションが上がる環境じゃないかってものすごく感じたのが一番大きい。来てまだ2週間ですけど、この道が間違ってないって確信持っているので、すごく充実してます」と言葉をかみしめた。

チームは「2027年に世界一に」という壮大な夢を掲げる。元日本代表として世界を知る北嶋ヘッドは、チームにとって貴重な存在だ。「たくさん必要なことがあると思います。足りないことはもちろんたくさんあるので、それはその環境面もそうだろうし。でも選手の心とかそういうものは、もうすでに世界一に近いんじゃないかって思うくらい本当整っているなと思う。だからサッカー的なこともそうだし、環境的なことも含めていろんなものが足りないことあるけど、整っているものもあるので、そこを武器に頑張ってきたらいいかなと思います」と可能性を感じている。

圧倒的なサッカーの経験値がチームに与える影響は計り知れない。成山監督は「北嶋ヘッドコーチが就任することで、それに心動かされた新加入選手いるんじゃないかなと思います。元々クリアソンにいた選手たちも北嶋さんが来てもらえるということで、『これは頑張らなくちゃな』というふうによりスイッチ入ったのは間違いない。(北嶋ヘッドは)『僕もここに来られてと本当にうれしい、みんなと一緒にやっていきたい』っていう、本当にそういう絆とか信頼とか、クリアソンが大事にしてることを大事にしてくれる。みんながより力を発揮しやすい環境を作ってくれる。何かそういうすごくいい雰囲気を持った、サッカーの知識を持った方。力強い限り」と絶賛。キャプテン須藤岳晟(27)も「すごくコミュニケーション取りやすいですし、教えてくれる引き出しもたくさんあって学びになる。心強い力強い仲間が来てくださったなって感じている」と信頼を口にした。

北嶋ヘッドは「僕がこのクラブに呼ばれたことの1つはサッカー面のところ」と自身の役割を理解している。

「監督にアイデアを提供することは意識しています。それは戦術面だったり、個人戦術のアイデアだったり、大枠だったり中枠だったり小枠だったりを監督に提供して、選ぶものを増やせるように心がけている。それを監督が取り入れてくれたものをトレーニングに落とし込んだりしていて、それに対する選手の反応もポジティブなものでいい反応が出ていると思います」

4年後に世界一をとるために、強力な助っ人が加わった。【佐藤成】