浦和レッズの田口誠社長と須藤伸樹マーケティング本部長が5日、天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦(2日、CSアセット港サッカー場)で起きたサポーターの“暴徒化”騒動に関しオンラインで会見に応じ、今後、違反行為に対する罰則の厳格化の検討に入ることを明言した。

天皇杯の騒動は、浦和が名古屋に0-3で完敗後、100人以上の浦和サポが、名古屋サポからのやじなどを起因に激高し、緩衝帯を突破。名古屋の応援エリアに侵入して横断幕を引き剥がし、警備員や職員ともみ合いになる暴動を起こした。最後は愛知県警まで出場する事態となっていた。

クラブは試合翌日の3日に「<1>立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーター31人に、3日以降に開催される浦和の出場試合9試合への入場禁止」「<2>立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーターを統括するリーダー1人を、3日以降に開催される浦和の出場試合16試合への入場禁止」「<3>立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーター45人を厳重注意」の処分を発表した。

田口社長は、今回は日本サッカー協会(JFA)、Jリーグのガイドラインにのっとり、処分を決めたことを明かした上で「今後は、罰則をさらに厳格化するなどの毅然(きぜん)とした対応を行っていく方針を固め、その具体運用の検討を開始している」と話した。

浦和は昨夏も新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインで禁止されている声出し応援を繰り返したとして、Jリーグから罰金2000万円を科されている。度重なる禁止行為に、田口社長は「再発防止策として、処分の厳格化をして、こうした事象を2度と起こさない、今度起きたらもう2度と許さないという強い姿勢を持ってやらなければいけない。覚悟を持って取り組んでまいりたい」と約束した。

◆天皇杯名古屋戦の暴動経緯と処分 浦和が0-3で完敗後、100人以上の浦和サポが、名古屋サポからのやじなどを起因に激高し、緩衝帯を突破。名古屋の応援エリアに侵入して横断幕を引き剥がし、警備員を突き飛ばす暴動を起こし、愛知県警まで出動。浦和は3日に、(1)立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーター31人に、浦和の出場試合9試合への入場禁止(2)サポーターを統括するリーダー1人を、浦和の出場試合16試合への入場禁止(3)立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーター45人を厳重注意、の処分をした。