ベガルタ仙台は5日、市内で練習を行った。

前節の9月30日熊本戦で5試合ぶりの勝利を挙げた仙台は、連勝でJ2残留争いを抜け出すべく、実戦形式のミニゲームを中心に動きを確認した。前節で11試合ぶりの先発出場を果たしたFW山田寛人(23)が、自身の苦しかった時期を振り返り、仙台への思いを語った。

自身とチームのダブル不調が山田を襲った。仙台は6月11日から11戦未勝利と長いトンネルをさまよったが、その頃山田も不調に苦しんでいた。シーズン序盤は先発出場が多かったものの思うようなプレーができず、7月16日金沢戦を最後に約1カ月半、ベンチ入りすらできない日々。それでも「もう1度チャンスはくる」と希望を持ち続けた。

苦境を乗り越えてピッチに戻ってきた山田は9月23日千葉戦でアシストを記録。ゴールを決めたFW中島元彦(24)とは「セレッソ大阪U18」からともにプレー。山田は「(中島が)どうしてほしいかがわかる。多少パスが雑になってもなんとかしてくれると信じている」と、一緒に歩んできた時間がゴールを生んだ。

山田は今季で仙台加入は2度目。1度目の20年は、ホーム未勝利と屈辱を味わった。「ふがいない結果だったので受け入れてもらえるか不安だった」と今季の加入を悩んだが、「このメンバーとなら上を目指せる」と払拭の意味も込めて加入を決意した。そんなシーズンも残り5試合。「残留争いになってしまったが、まずは(そこを)脱出して仙台らしいプレーで締めくくります」と意気込んだ。