リーグ連覇を目指す2位横浜F・マリノスがホームでアルビレックス新潟と0-0で引き分けた。自慢の攻撃陣が沈黙。終盤は攻め込まれる場面もあり、苦しい試合だった。連勝が3で止まり、勝ち点は64。これで、優勝を争う首位のヴィッセル神戸が優位に。神戸は、25日のホーム名古屋グランパス戦に勝てば同68となって最終節を前に、悲願のリーグ初優勝が決まる。

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まるでV逸が決まったかのように、試合終了の笛を聞いた選手たちは、ぼうぜんとその場に立ち尽くした。逆転での連覇へ、是が非でもほしかった勝ち点3。今季14戦して11勝1分け2敗と強いホームの日産スタジアム。序盤から前線の外国人トリオを中心に攻め込んだが、新潟GK小島の好セーブに何度も阻まれた。DF角田は下顎(かがく)骨折の影響でヘッドギア着用での強行出場。空中戦で相手と接触して倒れながらも起き上がる執念を見せたが、ゴールが遠かった。

ホーム最終戦が新潟戦。13年に経験した“悪夢”と同じ状況でもあった。10年前の11月30日。首位だった横浜は勝てばリーグ制覇というところで、新潟に0-2で敗れた。続く最終節も敵地で川崎Fに敗れ、広島に優勝をさらわれた。

苦い記憶を乗り越えるべく臨んだ一戦だったが、またも現実は厳しいものに。試合後はホーム最終戦のセレモニー。マスカット監督が「すべて終わったわけじゃない」と言えば、MF喜田主将は「絶対に諦めない」と声を大にした。闘志は消えない。ただ、04年以来の連覇は風前のともしびに。崖っぷちに追い込まれた。【岡崎悠利】

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