サッカー元女子日本代表FWで、11年女子W杯ドイツ大会で日本の初優勝に貢献した永里優季(37)が日本時間4日、現役引退を発表した。自身のインスタグラムで「プロとしての章に幕を閉じることを決めました。30年前に初めてボールを蹴って以来、フットボールは私の人生そのものでした」とつづった。
公式サイトでも「この度、プロサッカー選手永里優季としての章を閉じることにしました」と記した。30年間続けたサッカー競技については「やりたくなかったのにこんなに長くサッカーやるとは思っていなかったけど、やっと最後はなりたかったサッカー選手に少しでも近づけたかなという気持ちです」と振り返り、「燃え尽きるまでやり切った。このステージでプレーする気力を完全に使い果たしました」と、完全燃焼を宣言した。
12年ロンドン五輪では主力として銀メダルを獲得。15年W杯でも準優勝に輝いた。国際Aマッチ132試合に出場し、58得点は澤穂希の83得点に次ぐ「なでしこ歴代2位」のゴール数だった。
昨季は米女子プロリーグNWSLのダッシュでプレー。20年には当時神奈川県2部リーグだった男子チーム「はやぶさイレブン」に期限付きで加入するという、前代未聞のチャレンジもしていた。
次の舞台に向けても言及。「サッカー選手としての道を終えることは、単に何かを手放すことではなくて、新しいミッションを見つけたことでもあります。次のステージへ進む覚悟がやっと持てたのかなと、今はとても晴れやかで、スッキリとしています」と思いを記した。
◆永里優季(ながさと・ゆうき)1987年(昭62)7月15日、神奈川県厚木市生まれ。地元クラブから日テレの下部組織に所属し、中学2年時には日テレにも飛び級で参加。10年1月にドイツのポツダムへ移籍し、同年の欧州女子CL優勝も経験。以降はイングランドのチェルシーなどを渡り歩き、17年にシカゴ・レッドスターズに加入。日本代表は04年に初選出され、その後はエースFWとして活躍した。11年W杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年W杯準優勝など、なでしこジャパンの黄金期を支えた。国際Aマッチは132試合に出場し、58得点は澤穂希の83得点に次ぐ、歴代2位。168センチ。



