東京ヴェルディDF谷口栄斗(ひろと、25)がリーダーの自覚を強くしている。2週間の中断期間が明け、次節9日に横浜F・マリノスをホーム味スタに迎える。
7日に東京・稲城市での非公開練習後にメディア取材に対応。前日に3バックを形成してきたDF綱島悠斗がベルギー1部アントワープへの移籍が発表されたこともあり、自ら「リーダーシップ」という言葉を口にした。
この中断期に取り組んできたことを問われると「チームとしてはスキを作らないというところは重点的にやりました。あとは個人としてリーダーシップのところを意識してやりました」と回答した。
さらに「DFラインの多くの選手がいなくなってしまったので、またそこを再構築する必要があると思いますし、ずっといる僕がしっかりとコミュニケーションを取ることが大事だと思う。僕たちは守備が大事だと思うので、まずはその守備の部分でゼロの時間を長くすることが大事になってくるところかなと思います」と説明した。
3バックの中央だった千田海人が6月に鹿島へ、左右ウイングバック、7月末にサイドバックでプレーした翁長聖がJ2長崎へ、そして3バックの右、中央でプレーしていた綱島も日本代表入りをステップに欧州へと渡った。自分が頑張らないといけない、という思いは谷口の中で強くなった。
「カイト君、ヒジ君、ツナもそうですし、多く抜けたので、よりそこは意識してやらなければ本当にチームとして崩れていってしまうと思います」
練習では常に周囲に声をかけ、厳しいことも率先して言うようにしている。「そんなにしゃべる方じゃない」と断った上で、最近新しく入った選手たちに対しても自ら声をかけ、積極的にコミュニケーションを取っている。ヴェルディの看板を守ろうと自ら立ち上がった。
その中で迎える横浜は今回に補強を重ね、順位こそ18位だがチーム力は上位陣と遜色のないものとなっている。
「ヤンマテウス、エウベルらもともとマリノスが掲げていたアタッキングフットボールをまた表現している。あの2人がキーマンになってくるのは間違いない。ボールの失い方であったり、いい形でボールを入れられてしまうと彼らの能力を引き出してしまう。しっかりとリスク管理をして、またスペースを作らせないことが大事かなと思います」
横浜の新たな得点源と期待されるFW谷村海那(かいな)は国士舘大時代の2年先輩だ。「デカくてうまくて天才的というイメージ。国士舘時代は中盤だった。それがストライカーになっているのでマッチアップするのが楽しみです」と意気込む。
中断明け最初の名門対決は、J1残留を占う“大一番”となる。ヴェルディ・プライドを背負い、谷口はマリノスの強力アタッカー陣に立ち向かう。



