【ナッシュビル(米国)17日(日本時間18日)=永田淳】28歳の誕生日はW杯優勝と一緒に祝う。日本代表はW杯北中米大会の1次リーグ第2戦のチュニジア戦を20日に控え、17日は練習拠点で調整。16日に誕生日を迎えたMF堂安律(28=Eフランクフルト)は、W杯に集中するため家族からの祝福を先延ばし。「最高の景色」にたどり着いた先で祝杯をあげることを新たな年の誓いとした。

28歳を迎えたMF堂安は「早いっすね」と月日の経過をしみじみと語った。20歳だった18年に代表初選出されてから8年。DF長友、サポートメンバーのDF吉田に「8年代表にいるのに、まだ2人がいる(笑い)」と冗談めかして話したというが、オランダ戦で主将を務めた通り、自身もリーダーの1人となるほど経験を重ねてきた。

その立場で迎えるW杯だからこそ、結果に執着して戦っている。誕生日当日はオフ。家族と過ごす時間もつくられ、祝福の声もかけられた。しかし「祝うのは大会が終わってからにして」と誕生日会は“辞退”した。今は大会に集中し、W杯優勝と合わせて盛大なパーティーとすることを希望した。

20日チュニジア戦は、22年カタール大会からの成長を示す場とするつもりだ。前回は初戦でドイツを撃破しながら、第2戦のコスタリカ戦で敗戦。力を出し切れないまま勝ち点を落とした。「初戦には緊張感持ってピリッと入れる中で、(2戦目は)ふわっとしちゃうとこがある」。過去の過ちを知るだけに、その経験から学び、選手同士で声をかけ合っている。

日本は過去のW杯では02年日韓大会でロシアに勝っただけで、海外開催での第2戦は3分け3敗と未勝利。「カタールからの成長を見せられる第2戦」と挑むチュニジア戦では、しっかり勝って負の歴史を塗り替える。

オランダ戦でMF久保が負傷し、次戦ではシャドーで起用される可能性もある。より高い位置でのプレーとなれば、期待されるのはゴールだ。「どこで出ても、自分の良さは得点やと思っている。間違いなく点取る時間が来ると思います」。誕生日祝いを少しでも遅らせるため、日本の10番は自らの左足で勝利をもたらし続けていく。【永田淳】

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