2大会ぶりの優勝を目指した東京五輪代表の高橋英輝(28=富士通)が悔しさをにじませた。

16キロ前後から2連覇を目指す山西利和(愛知製鋼)に引き離され、1時間18分4秒の2位。16年リオデジャネイロ五輪代表の実力者は「優勝を目指していたけれど、勝負にもなっていなかった」と悔しさをにじませた。その上で「今日は私の競歩人生の中で初めて注意も警告もなく、歩き続けられた」と改良していた歩型の安定に手応えも実感した。

高橋、山西と同じく東京五輪代表の池田向希(22)は、東洋大として臨む最後のレースで1時間18分45秒の3位。モデルの「みちょぱ」こと池田美優(22)の親戚としても知られる大学4年生は今春、旭化成へ入社する。

この日は終盤に脱水状態でペースが落ちたといい「五輪はもっと暑くなる。暑熱対策をやっていく必要がある」と課題を再確認した。