早稲田大学競走部の花田勝彦・駅伝監督(53)が16日、初の著書「学んで伝える」(徳間書店)の刊行を記念したトークイベントで、選手時代に「早大3羽がらす」として活躍した同期の櫛部静二・城西大監督、武井隆次さんと共演した。

1年時から注目された3人は、3年時の93年箱根駅伝で総合優勝。それぞれが区間新記録を出した。卒業後もエスビー食品にそろって進み、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

思い出話に花が咲く中で、花田さんは「ライバル意識が武井君とは強かったですね」と切り出すと、櫛部さんがすかさず「(花田さんと武井さんは)仲が悪いと思っていました。私が間を取り持っていた」とニヤリ。続けて「引退するときかな、武井君が『花田を認めると勝てなくなる』と振り返っていた」と回顧した。

話の中心となった武井さんは「大谷翔平選手ではないですけど、『あこがれるのはやめましょう』というか。認めてしまったら駄目だと思っていたんです。エスビーの時代というのは、勝ち負けなら負けている時で」とあえて意識していたと説明。「でも、競技生活が終われば、ずっと見ていた選手ですから、応援したいとなりますよね」と心境を明かした。