F1第7戦カナダGP予選でホンダ勢は惨敗に終わった。Q3に進出したのはピエール・ガスリー(レッドブル)のみで、結果は5位。マックス・フェルスタッペンはQ2をミディアムタイヤで通過しようとして十分なタイムが出せず、最後は赤旗終了でタイムを更新できずQ3に進むことができなかった。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がアタックミスでそれぞれ3位と6位に沈んだため3位をとることができたはずだとフェルスタッペンは言うが、チームの実力としてはフェラーリとメルセデスAMGには及ばなかったと語った。

「タイムだけを見れば3位になることはできたと思う。だけどそれは他チームの何台かがミスをしたからであって、実力的には今日は5位が最大限だったと思う。足りないのは(ストレートとコーナーの)両方だよ。もちろんストレートが最高な状態じゃないのは事実だけど、コーナリング性能という点においてももっと引き出す必要があるのも事実だ」

直線主体のサーキットレイアウトの中で、特にヘアピンとシケインしかないセクター3での差が目立った。一般的にはパワー差によるものと思われがちだが、しかしこれは低速コーナーでの苦しさも影響している。

「詳しくはデータを解析してみないと分かりませんが、当然ストレートで負けている部分もあるでしょうけど、ヘアピンのような低速コーナーでは速度差がラップタイムの差につながる度合いが大きいですからね。常にそこにげたを履かせたようなかたちでタイム差が付いてしまっていて取り返せない部分がありますから、そこをよく見てチームと話をします」(ホンダ田辺豊治テクニカルディレクター)

決勝ではソフトタイヤが5~10周しか保たないことが予想され、上位勢はミディアムでスタートする。予選11位のフェルスタッペンはQ2でクラッシュしたケビン・マグヌッセンがモノコック交換でピットスタートとなることを受けて10番グリッドからスタートする見込みだが、タイヤを自由に選べるQ2敗退よりもソフトタイヤスタートを義務づけられる5位グリッドの方が良かったとした。

「ミディアムタイヤとはいえ10番グリッドからスタートするよりもソフトタイヤでも5番グリッドからスタートする方が僕は良かったよ。ミディアムでスタートできるのは良いけど、前のソフト勢のトレインに抑え込まれて彼らが早くピットインするとはいえその間にトップ3からはかなり離されてしまうと思う。理想的ではないよ」(米家峰起通信員)