フィギュアスケートのアイスダンスで22年北京五輪(オリンピック)代表の小松原美里(31)尊(32)組(倉敷FSC)が、カップルを解散することとなった。22日、所属事務所が発表。美里は競技者を引退し、尊はさまざまな可能性を熟考しているという。

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<小松原夫妻組の主な実績>

◆16年5月 カップル結成

◆18年12月 全日本選手権初優勝。同年から4連覇。

◆19年3月 初の世界選手権は21位。

◆20年11月 グランプリ(GP)シリーズNHK杯で優勝。

◆22年2月 北京五輪団体戦で銅メダルを獲得(のちに銀メダルへ繰り上げ)。個人は22位。

◆23年12月 全日本選手権で2年ぶり5度目の優勝。

◆24年2月 4大陸選手権で自己ベストとなる合計182・70点。2年連続の1桁順位となる8位。

◆24年3月 3度目の世界選手権に出場し、過去最高の18位。

「チームココ」の愛称で親しまれた2人は、16年にカップルを結成し、17年に結婚。全日本選手権で5度の優勝経験を収め、22年北京五輪(オリンピック)では団体戦銅メダルに貢献した。24年1月にはカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング違反認定により、国際スケート連盟(ISU)が日本を銀メダルに繰り上げることを正式発表している。

この日、美里は自身のインスタグラムを更新。「今シーズンの経験、そして五輪の夢を叶えられたこと。自分の競技人生をやり切ったと心から思えている自分に気づきました」「関わって下さった皆様ひとりひとり、誰1人欠けていても今の自分はありません。まずはこの文面にて、心より御礼を申し上げたいと思います」などと思いをつづった。

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