国際パラリンピック委員会(IPC)は28日、2020年東京パラリンピックで詳細が決まっていなかった陸上、競泳の実施種目を発表し、両競技で男女混合リレーを初めて採用した。

 陸上は視覚障害、切断、脳性まひ、車いすの4カテゴリーの選手が男女2人ずつ走る。16年リオデジャネイロ大会で日本が銅メダルを獲得した男子400メートルリレー(切断など)など、男女別の種目は実施されない。佐藤友祈(WORLD-AC)が銀メダルを獲得し、採用が見送られる見通しだった男子400メートル、1500メートル(車いすT52)は実施されることになった。

 競泳は視覚障害選手の400メートルリレー、知的障害選手による400メートルリレーなど3種目を男女混合で実施予定。リオ大会で木村敬一(東京ガス)が銅メダルを獲得した100メートル自由形(視覚障害S11)は実施種目から外れた。

 24年パリ大会で新たに採用される競技として、脳性まひの選手らによる7人制サッカー、電動車いすサッカー、ゴルフ、セーリング、空手、ダンススポーツの6競技が最終候補に残った。