白井健三の前に演技したラディビロフ(ウクライナ)も新技に挑んだ。

 「前転跳び前方3回宙返り」のDスコア(演技価値点)は「シライ2」命名が有力な白井の新技を0・6も上回る脅威の「7・0」。着地で尻もちをついたが、7・0のDスコアは認められた。

 抱え込みで実質4回転するダイナミックな超大技に、観衆からは拍手がわき起こった。8人中最下位に終わったが、前回五輪「銅」の実力者が確かなインパクトを残した。